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itm-info [情報]「もうひとつのメディア」のための集い 08

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Alternative Media Gathering 08 #2
「もうひとつのメディア」のための集い 08
〜芸術、研究、労働の不安定を希望に。希望を文化に。文化を
生活に。生活を運動に!
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remo では、これまでの5年間を通じて、韓国のメディアクト、
スペインのラス・アゲンシアス、ラテンアメリカのラジオ活動
、「パブリックアクセスの母」ディーディー・ハレック、マイ
クロFMの粉川哲夫をはじめとしたメディア実践家を世界各地か
ら招き「もうひとつのメディア」のための集い(Alternative
 Media Gathering)を継続してきました。

このたびは大学・研究機関の協力によって海外から著名な実践
家や研究者を招き、あらためて、「表現・出版・社会・メディ
ア」といった多角的な視点から〈オルタナティヴ〉を考えるシ
リーズを開催いたします。関連企画を含むイベントの詳細にあ
わせ、末尾にゲストのプロフィールも添えましたので、是非ご
参照、万障お繰り合わせのうえご参集ください。

* 本企画は「C.G.I.F | G8対抗国際フォーラム」関連イベント
のひとつです。
http://www.counterg8forum.org/
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■6/21(土)11:00〜21:00
11:00 映像上映:日本の現状をグラフィカルに伝える類い希
なハンドメイド・ドキュメンタリーを上映

□第一部「表現のオルタナティヴ」

13:00 プレゼンテーション:デヴィッド・ソルニット+マリ
ーナ・シトリン
14:00 トーク:デヴィッド・グレーバー+高祖岩三郎+
    原口剛(大阪市立大学都市研究プラザ研究員)
* 主催:remo/協力:大阪市立大学都市研究プラザ+大阪産業
大学アジア共同体研究センター

□第二部「出版のオルタナティヴ」

16:00 基調講演:ジム・フレミング(autonomedia)
17:00 プレゼンテーション(各団体5分、敬称略)
    VOL(高祖)、ココルーム文庫(上田)、洛北出版(
竹中)、indymedia(櫻田)フリーターズフリー(生田)、キ
ョートット(小川)、人民新聞(山田)ほか
18:00 フリー・ディスカッション
* 一般の書店で入手しにくい書籍を多数販売の予定
* 主催:remo+大阪産業大学

□第三部 パーティー
19:00 パーティ [VJ ケイイチ(中学生)with DJ テツ]
   フード:辻並麻由

21:00 閉場

会場:remo(新大阪)
地図:http://www.remo.or.jp/img/map01.gif
お問い合せ:remo info☆remo.or.jp(☆を@に)


■6/22(日)12:00〜18:00(この日の会場は remo ではありま
せん)
「学校のオルタナティヴ(青空大学)」
公共空間におけるパペット・アーティストとして著名なデヴィ
ッド・ソルニットの来阪を期に、資源再生アートのワークショ
ップを開催いたします。

1)デヴィッド・ソルニットによるレクチャー
2)参加者による人形等の資源再生アートの制作
3)作品のプレゼンテーション

会場:大阪城公園・市民の森(噴水裏、トイレ前付近)
お問い合わせ:原口剛(「パペットをつくろう!」連絡会)
haraguch0508☆yahoo.co.jp(☆を@に)

* 詳細はこちらをご覧ください:
http://gbs.ur-plaza.osaka-cu.ac.jp/art-cafe/news/post_53.php

主催:青空大学連絡会/協力:大阪市立大学都市研究プラザ+remo


■6/23(月)14:00〜18:00(この日の会場は、remoではありま
せん)
「労働・雇用・保障のオルタナティヴ」
 失業・過労・不安定生活・貧困を乗り越えていく力として、
人々は何を手にしているのか?人がもつ労働力以外の力を十分
発揮できるような社会保障のあり方があるのではないか?プレ
カリアートやアンテルミッタン(芸術の非正規労働者)は、国
境を越えてオルタナティヴを喚起する。

発表者:マウリツィオ・ラッツァラート
    渡邉琢(かりん燈)、橋口昌治(ユニオンぼちぼち)
、中倉智徳ほか
コメンテーター:酒井隆史(大阪府立大学)、廣瀬純(龍谷大
学)、村澤真保呂(龍谷大学)

会場:立命館大学衣笠キャンパス学而館二階第二研究室
お問い合わせ:中倉智徳(立命館大学大学院先端総合学術研究
科大学院生)
so029997☆ce.ritsumei.ac.jp(☆を@に)

* 詳細はこちらをご覧ください:
http://www.arsvi.com/a/20080623.htm

主催:立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠
点院生プロジェクト「労働問題・不安定生活・保証所得をめぐ
る国際的研究」
   立命館大学生存学研究センター
共催:龍谷大学国際社会文化研究所/協力:remo


■7/11(金)18:00〜21:00
「メディアのオルタナティヴ(仮題)」
 アウトノミア運動のスポークスマンとして知られたフランコ
・ベラルディ(ビフォ)。イタリア初の自由ラジオ「アリーチ
ェ」以来、ガタリとの協働を経て最近のtelestreet.itやrekombinant.org
に至るまで、つねに現代メディアを刺激してきた実践的思想家
の初来日。かれの眼は、現代日本にどのような絶望と希望を
見いだすか?

講演:フランコ・ベラルディ(bifo)ほか。詳細は続報をお待
ちください。

会場:remo
お問い合せ:remo info☆remo.or.jp(☆を@に)
主催:remo+大阪大学グローバルCOEプログラム「コンフリク
トの人文学」

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以下、関連イベント(会場は、remoではありません)
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■6/22(日)マウリツィオ・ラッツァラート『出来事のポリテ
ィクス』出版記念
「あらたなネットワークとメディア運動の創造にむけて」@京
都三条ラジオカフェ(18:00〜20:00)
* 詳細はこちらをご覧ください:
http://rakuhoku.blog87.fc2.com/blog-entry-198.html

■7/10(木)マリーナ・シトリン講演会@大阪府立大学中之島
サテライト(予定、17:00〜)

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NPO法人 記録と表現とメディアのための組織 [remo]
tel+fax: 06-6320-6443
533-0033 大阪市東淀川区東中島4-4-4-1F
http://www.remo.or.jp/
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■ゲスト一覧

□ジム・フレミング(Jim Fleming)
出版者/編集者。コロンビア大学教授シルベール・ロトリンジ
ェと共に、出版シリーズsemiotext(e)を設立しフランスの先端
的思潮をアメリカに紹介する役割を果たしつつ、autonomedia
出版を設立し、アメリカのみならず世界のアルタナティブな運
動と文化の育成/紹介につとめる。autonomediaでは、独自の
編集集団の自律的な合議制・合作体制によって、書物とメディ
アを制作してきた。

□デヴィッド・グレーバー(David Graeber)
人類学者/活動家。ロンドン・ゴールドスミス・ユ二バーシテ
ィー常勤講師。人類学的価値論と民族誌学の視点から、シアト
ル以降のグローバル・ジャスティス・ムーブメントの体験に始
まる現代アナキズムを熟考することで、理論と活動の関係を刷
新しつつある。現代欧米の活動家/理論家たちに多大な影響を
与えている。邦訳書に『アナキスト人類学のための断章』(以
文社)

□高祖岩三郎(Sabu Kohso)
1980年渡米。大学卒業後、以降ニューヨーク在住。画商、グラ
フィック・デザイナー、翻訳業など様々な職業を経験したのち
現在は批評家/活動家。雑誌「VOL」、autonomediaの編集委員
を務める。著書に『ニューヨーク烈伝』『流体都市を構築せよ
!』(ともに青土社)。

□デヴィッド・ソル二ット(David Solnit)
活動家/文筆家。パペット・アーティスト。邦訳書もある著作
家のレベッカ・ソル二ットの兄。Diggers, Yippies,
Situationists
の伝統から巨大パペットなどの芸術的闘争戦術を受け継ぎ、非
暴力直接行動を展開してきた。

□マリーナ・シトリン(Marina Sitrin)
社会学者/弁護士/活動家。現在サンフランシスコのカリフォ
ルニア・ニューカレッジにて助教授を勤めると同時に、ニュー
ヨーク州立大学スト−二—ブルック校で博士課程。シアトル以
降、Direct Action Network を通じてグローバル・ジャスティ
ス・ムーブメントに関与すると同時に、研究および実践の両面
で、南米ことにアルゼンチンの社会運動に注力してきた。

□マウリツィオ・ラッツァラート(Maurizio Lazzarato)
社会学者/哲学者。現在はパリで働きながら、非物質的労働、
社会運動などについて研究、非常勤芸能従事者や不安定生活者
などの活動に参加している。フランスにおける『ガブリエル・
タルド著作集』発行の中心人物のひとりでもある。邦訳書に『
出来事のポリティクス』(洛北出版、2008年6月中旬刊行予定
)、邦訳論文に「所得を保証すること—マルチチュードのため
の政治」(『VOL02』2007年所収、以文社)ほか。

□フランコ・ベラルディ(Franco Berardi bifo)
現代作家/メディア理論・活動家。邦訳書なし。「アウトノミ
ア運動におけるスポークスマンの一人」として知られる。イタ
リア初の自由ラジオ「アリーチェ」をはじめ、70年代を通じて
アウトノミア運動に注力。のちにパリへ逃走し、フェリックス
・ガタリと分裂分析の領域で協働。semiotext(e)をはじめ多数
の雑誌に寄稿し、著書多数。現在なおrekombinant.orgやテレ
ビ電波ジャック運動telestreetなどを展開中。邦訳論文「今日
オートノミーとはなんであるか?」
http://rootless.org/precarity/VOLzine03.pdf

2008年06月17日

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